くろよんロイヤルホテルは現在どうなった?閉館の真相とANAホテルの今
北アルプスの雄大な自然に抱かれ、黒部ダムや立山黒部アルペンルートの玄関口として長年親しまれてきた「くろよんロイヤルホテル」。「閉館したと聞いたけれど本当?」「今はどうなっているの?」と気になっている旅行ファンも多いのではないでしょうか。
結論から言えば、同ホテルは完全閉館して消滅したわけではありません。世界的なホテルチェーンであるIHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)との提携を経て、「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」へと劇的なフルリニューアルを遂げ、現在も信州屈指のマウンテンリゾートとして絶大な人気を誇っています。本稿では、リニューアルの舞台裏や現在の客室・温泉・朝食バイキングの評判まで、取材実績をもとに詳しく紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:くろよんロイヤルホテルは閉館ではなく、国際ブランド「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」へ全面刷新して営業中。
- 要点2:運営会社は関西電力グループの「関電アメニックス」が継続し、歴史あるおもてなしと世界水準の快適性を融合。
- 要点3:名湯・葛温泉を引く露天風呂や信州食材が並ぶ朝食バイキングが高評価を集め、アルペンルート観光の拠点として高い満足度を維持。
【真相】くろよんロイヤルホテルの閉館理由と現在の姿
インターネット上で「くろよんロイヤルホテル 閉館」という検索ワードを目にして不安を覚える方が少なくありません。この噂が広まった背景には、2019年に行われた大規模改修に伴う一時営業休止があります。
1965年の開業以来、半世紀以上にわたって皇族や国内外の要人、登山客に愛されてきた旧くろよんロイヤルホテルは、建物の老朽化対策と多様化する旅行者ニーズに応えるため、抜本的な事業再生プロジェクトを始動させました。単なる修繕にとどまらず、施設全体をフルリノベーションする大規模工事に踏み切ったため、一時的に「営業終了・閉館」という形でアナウンスされた経緯があります。
そして2020年7月、日本屈指のマウンテンリゾートとして「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」の名称でグランドオープンを果たしました。かつての重厚なクラシックホテルの風格を受け継ぎながら、北欧デザインと日本の伝統美が調和した明るく開放的なリゾートホテルとして、新たな歴史を刻んでいます。
運営会社とリニューアルの背景|関電アメニックス×IHGの戦略
リニューアルに際して多くのファンが気にかけていたのが「ホテルの運営体制」です。ブランド名に「ANA」や「ホリデイ・イン」を冠したことで、完全に外資系企業へ売却されたのではないかという見方もありました。
しかし、ホテルの運営会社は従来と変わらず、関西電力グループの「株式会社関電アメニックス」が担っています。黒部ダムの建設と観光開発の歴史を支えてきた同社が、IHGホテルズ&リゾーツとフランチャイズ契約を締結する形をとりました。
この戦略的提携により、関電グループが培ってきた地域密着の温かいホスピタリティに、世界100カ国以上で展開するIHGのグローバルな運営ノウハウや会員ネットワークが融合。国内のファミリー層やシニア層だけでなく、インバウンドの長期滞在客からも選ばれる国際水準のリゾートへと進化を遂げました。
客室・施設はどう変わった?木漏れ日あふれる最新マウンテンリゾート
新しく生まれ変わった館内は、信濃大町の豊かな森と山並みを身近に感じられるナチュラルモダンなデザインで統一されています。かつての落ち着いた客室構成から一新され、宿泊客のスタイルに合わせた多彩なルームタイプが用意されました。
特に家族連れから絶賛されているのが、子ども心をくすぐる二段ベッドを備えた「キッズスイート」や、愛らしいマスコットキャラクター「りんごファミリー」の世界観をあしらったファミリールームです。さらに、広々としたメゾネットタイプのデュプレックスルームや、愛犬と一緒に宿泊できるドッグフレンドリールームも新設され、滞在の選択肢が格段に広がりました。
館内設備も大幅に拡充されています。雨天時でも子どもが遊べるキッズクラブをはじめ、24時間利用可能なフィットネスセンター、年間を通じて利用できる屋内温水プール、自然に囲まれたリゾートゴルフ場など、ホテル内だけでも1日中アクティブに過ごせる環境が整っています。
名湯・葛温泉を引湯する温泉の泉質と露天風呂の魅力
くろよんロイヤルホテル時代からの最大の魅力である「温泉」は、リニューアル後も変わらぬ極上の湯浴みを提供しています。大町温泉郷の奥に位置する秘湯・「葛温泉(くずおんせん)」からの引湯を使用しており、効能豊かな天然温泉を堪能できます。
泉質は単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、無色透明の澄んだお湯が特徴です。肌あたりが非常に柔らかく、刺激が少ないため、小さな子どもから高齢者まで安心して長湯を楽しめます。神経痛、筋肉痛、疲労回復などに優れた効能を持ち、トレッキングやスキーで疲れた身体を芯からじんわりと解きほぐしてくれます。
四季折々の表情を見せる木立に囲まれた露天風呂では、春の新緑、夏の爽風、秋の紅葉、冬の雪景色と、信州の澄んだ空気を感じながら贅沢なリフレッシュタイムを過ごせます。
信州の旬を堪能する朝食バイキングとダイニングの評判
滞在の大きな楽しみである食事面でも、高い口コミ評価を獲得しています。オールデイダイニング「ボタニカ(Botanica)」で提供される朝食バイキングは、地産地消にこだわった信州ならではの味覚がずらりと並ぶ充実の内容です。
近隣の農家から届く新鮮な高原野菜のサラダバーをはじめ、旨味の凝縮した「信州サーモン」、郷土料理の「おやき」や信州そば、地元安曇野産の米を使った炊きたてご飯など、地域の恵みを朝から余すところなく味わえます。シェフが目の前で焼き上げるオムレツや、焼き立てのクロワッサンも大好評です。
夕食時には、信州プレミアム牛肉や旬の川魚を取り入れた本格的なグリル料理や和洋折衷のコース料理を提供。開放的なオープンキッチンから届く香りとともに、信州産ワインや地酒とのペアリングを楽しめる上質なディナータイムが演出されています。
黒部ダム・立山黒部アルペンルート観光の拠点に最適な立地
信州・北アルプスエリアを巡る旅において、立地の良さはホテル選びの決定打となります。当ホテルは、黒部ダム・立山黒部アルペンルートの長野県側玄関口である「扇沢駅」まで車で約15〜20分という抜群のアクセスを誇ります。
朝一番の電気バスに合わせてスムーズに出発できるため、混雑を避けて黒部ダムの迫力ある観光放水や立山室堂の絶景へアプローチしたい旅行者にとって理想的なロケーションです。また、ホテル周辺には安曇野のわさび農場や白馬のアウトドアエリア、国宝・松本城などの名所が点在しており、信州観光のハブ拠点としても極めて機能的です。
【くろよんロイヤルホテル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:くろよんロイヤルホテルとANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよんは同じ場所ですか?
A1:はい、同じ敷地・建物です。旧くろよんロイヤルホテルを全面的にリノベーションし、2020年に「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」としてリブランドオープンしました。
Q2:宿泊予約はどこから取れば良いですか?
A2:IHG公式サイトをはじめ、楽天トラベル、一休.com、じゃらんnetなどの主要オンライン旅行予約サイトから予約可能です。IHG One Rewards会員であれば、公式サイトからの予約でベストレート保証やポイント特典を受けられます。
Q3:日帰り入浴やランチの利用は可能ですか?
A3:はい、日帰り温泉やレストラン「ボタニカ」でのランチ・カフェ利用も受け付けています。ただし、混雑状況や貸切イベント等により利用制限がかかる場合があるため、訪問前に公式サイトや電話での確認をおすすめします。
まとめ:伝統のぬくもりと国際基準の快適性が織りなす極上の高原滞在
「くろよんロイヤルホテル」という名は、時代のニーズに応える形で「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」へと看板を掛け替えました。しかし、関西電力グループが築き上げてきた歴史とおもてなしの心、そして葛温泉の良質な名湯は今もしっかりと息づいています。
モダンに刷新された客室、信州の味覚を心ゆくまで楽しめる朝食バイキング、北アルプスの大自然に囲まれた静寂のロケーションは、かつてのファンはもちろん、初めて訪れる旅行者にも特別な感動を与えてくれます。立山黒部アルペンルートや信濃大町を訪れる際は、新しく生まれ変わった極上のリゾートへ足を運んでみてはいかがでしょうか。 (出典: くろ よん ロイヤル ホテル(Yahoo!ニュース))