メアリー・ベリーの手の病気とは?ポリオの後遺症と現在の健康状態に迫る
イギリスの大人気料理コンテスト番組『ブリティッシュ ベイクオフ』の審査員として世界中から愛される料理研究家、メアリー・ベリー(Mary Berry)。上品で温かみのある佇まいと的確な審査で多くのファンを魅了し続ける彼女ですが、画面越しに見える「左手の曲がり」や手の動きに対して、視聴者から病気や怪我を心配する声が寄せられることが少なくありません。
日本国内でもNHKなどで同番組が放送されるたびに、「メアリーの手はどうしたの?」「何かの病気を患っているのでは」と検索する人が急増しています。実はその背景には、幼少期に命の危機を乗り越えた壮絶な闘病生活と、後遺症を乗り越えて築き上げた強靭な人生ドラマがありました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:手の異変の真相は、13歳のときに罹患したポリオ(小児麻痺)の後遺症による左手の筋力低下と変形。
- 要点2:2021年に自宅で転倒し股関節を骨折する大怪我を負うも、懸命なリハビリで見事に現場復帰を果たす。
- 要点3:90代を迎えた現在も食への情熱は衰えず、最新のテレビ出演や執筆活動を精力的に継続中。
【病気の真相】メアリー・ベリーの「手」に隠された幼少期のポリオ(小児麻痺)
メアリー・ベリーの手元に注目が集まる最大の理由は、左手がわずかに湾曲し、右手と比べてやや細く見えることにあります。関節炎や脳梗塞の後遺症を疑う声も一部で見られますが、本当の理由は彼女が13歳のときに発症したポリオ(急性灰白髄炎)です。
第二次世界大戦後の1948年、イギリスではポリオの大流行が発生していました。当時13歳だったメアリーもこのウイルスに感染し、頭痛と高熱に襲われて緊急入院。病状は深刻で、約3カ月間にわたり隔離病棟のガラス越しでしか家族と会えない過酷な闘病生活を強いられました。
ウイルスによって神経が侵された結果、左半身に強い麻痺が残り、背骨が湾曲する側弯症も発症。一時は全身の自由を奪われかけるほどの危機でしたが、長期間に及ぶ理学療法によって歩行能力を取り戻しました。しかし、左手には筋力の低下と骨の変形が後遺症として永久に残ることとなったのです。
『ブリティッシュ ベイクオフ』で見せた気品と手の後遺症に対する本人の思い
『ブリティッシュ ベイクオフ』の収録中、メアリー・ベリーはケーキをカットしたり生地の状態を確かめたりする際、主に右手を使って作業を進めます。左手でボウルを支える際などに手の変形が映し出されることがありますが、彼女がその姿を隠そうとすることはありません。
かつて英メディアのインタビューで、彼女は幼少期の闘病体験について次のように前向きな言葉を残しています。
「病気を経験したことで、私はどんな困難にも動じない強い心を身につけることができました。左手が少し不自由なだけで命が助かったのは、本当に幸運なことだったと思っています」
病気をハンディキャップとして嘆くのではなく、逆境を乗り越えた誇りとして受け止める姿勢こそが、彼女の画面から溢れ出る圧倒的な気品と説得力の源泉となっています。
2021年の骨折事故と驚異の回復力|高齢期を乗り越えたリハビリの日々
幼少期のポリオ以外にも、近年ファンの肝を冷やした出来事がありました。2021年8月、当時86歳だったメアリーは、自宅の庭を歩いていた際にレンガにつまずいて転倒。救急搬送され、大腿骨頸部(股関節)の骨折と診断されました。
高齢者の股関節骨折は寝たきりにつながるリスクも高い重大な怪我ですが、彼女は迅速な手術と持ち前のバイタリティで過酷なリハビリを完遂。事故からわずか数カ月後には歩行器なしで公の場に姿を現し、関係者やファンを驚かせました。
この転倒事故の際も、夫や周囲への感謝をユーモアを交えて語るなど、精神的なタフさを見せつけ、多くの同世代の人々に大きな勇気を与えました。
メアリー・ベリーの華麗なる経歴|名門校留学から英国の国民的料理研究家へ
メアリー・ベリーは1935年、イングランド西部のバースに生まれました。学校の家庭科の授業で初めて作った糖蜜タルトを父に褒められたことがきっかけで料理の道へ進むことを決意します。
地元のカレッジで料理と家政学を学んだ後、20代でフランス・パリの名門料理学校「ル・コルドン・ブルー」へ単身留学。本格的なフランス料理と製菓技術を修得しました。帰国後は電力会社の料理デモンストレーターや雑誌『ハウスワイフ』の料理編集長を経て、フリーランスの料理研究家として独立します。
これまでに執筆した料理本は80冊以上、累計発行部数は600万部以上を記録。2010年にスタートした『ブリティッシュ ベイクオフ』で審査員を務めたことで、世代を超えた「国民のおばあちゃん(The Nation's Favourite Baker)」としての地位を不動のものにしました。2020年には、料理界と慈善活動への多大な貢献が認められ、エリザベス女王から女性の最高勲章にあたる大英帝国勲章「デイム(Dame)」を授与されています。
【2026年最新】メアリー・ベリーの現在と年齢・最新の健康状態
2026年現在、メアリー・ベリーは91歳を迎えましたが、その健康状態は極めて良好です。大怪我となった骨折の影響を微塵も感じさせず、年齢を重ねてなお背筋をピンと伸ばした美しい立ち姿を維持しています。
英BBCをはじめとする各局で自身の冠番組シリーズを継続して持ち、シンプルな家庭料理や季節のレシピを提案し続けています。関係者によると、健康の秘訣は「バランスの良い適量の食事」「毎日の散歩や庭仕事」、そして何よりも「大好きな料理への飽くなき探求心」だといいます。
最新のインタビューでも「引退する理由はどこにも見当たらない」と語っており、生涯現役の料理家として輝きを放ち続けています。
【メアリー・ベリーの病気や健康】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メアリー・ベリーの手が曲がっているのはリウマチや関節炎ですか?
A1:いいえ、リウマチではありません。13歳のときに罹患したポリオ(小児麻痺)の後遺症です。左手の筋力が低下し、関節の変形が残りましたが、本人は日常生活や料理において見事に使いこなしています。
Q2:『ブリティッシュ ベイクオフ』を降板したのは病気が理由ですか?
A2:病気による降板ではありません。2016年に番組の放送権がBBCからChannel 4へ移籍した際、長年お世話になったBBCへの忠誠心(ロイヤルティ)を守るため、共同審査員のポール・ハリウッド以外の主要メンバーとともに自らの意志で番組を離脱しました。
Q3:現在の健康状態や最新の活動状況はどうなっていますか?
A3:2021年の骨折事故からも完全に回復し、2026年現在も90代とは思えないバイタリティでテレビ番組の収録や新刊の執筆など、現役の料理研究家として第一線で活躍しています。
まとめ:不屈の精神で輝き続ける英国の至宝メアリー・ベリー
メアリー・ベリーの手元に見える異変は、かつて命を脅かしたポリオという大病を乗り越えた証であり、彼女の不屈の強靭さを物語る勲章でもあります。幾多の試練に直面しても、常に笑顔と優しさを忘れず、前向きに人生を切り拓いてきた彼女の生き様は、料理の美味しさ以上に世界中の人々の心を打っています。
90代を迎えてもなお進化を止めないメアリー・ベリー。彼女が届けてくれる温かいレシピと元気な姿から、今後も目が離せません。 (出典: メアリー ベリー 病気(Yahoo!ニュース))